現代版の「アルジャーノンに花束を」の主役が山下智久と発表されましたね。
これはいいチョイス。
実はそれよりも前に一回日本では放送しています。
大ヒットドラマなので知っている人も多いかもしれませんね。
逆に古い作品なので若い人は知らないかも。
海外では3回も映画化している海外でも国内でも人気ダニエル・キイスさんの作品です。
そんな、4月から放送されるドラマの原作について紹介したいと思います。
山下智久さん
山下智久といえばドラゴン桜、クロサギ、プロポーズ大作戦、コードブルー、MONSTERSなど様々なドラマに出ていますが
いずれのドラマも視聴率が10%以上とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの人物。
実際今時のドラマだと役者がビックネームでも
視聴率が低くなってしまうことが多い昨今で本当に凄いことです。
山Pがドラマに出るなら見るって人も多いんじゃないでしょうか。
ネタバレ注意
アルジャーノンに花束を[原作] ざっくりと解説
三行で説明すると。
知能は6歳並のチャーリーが手術を受けて知能が向上。
世界の素晴らしさ、知りたくなかったことを色々知る。
ある日知能が下がっていき彼は最初よりも知能が低くなり、その後、亡くなる。
・・・彼は日記をつけている。
チャーリイ・ゴードン(主人公)は32歳だが知能は6歳並。
パン屋でバイトをしているがやはり色々不便が多い。IQは68
ハツカネズミの「アルジャーノン」が実験で劇的に知能が向上したことから、
チャーリーはある日手術を受けることになる。
*ここで気が付いたと思いますが、主人公はチャーリーです。アルジャーノンというのは一体何かというとハツカネズミです。
手術を受けたチャーリィは脳手術でグングンとIQを伸ばして天才になった。
頭が良くなり、世界が変わった。
知識の吸収速度は上がり続ける、大学にもいけるようになった、
女性との恋、アリス・キニアンという彼の教師だった女性ともデートをしたり
ここまで幸せだった・・・
があるとき、実は周りの仲間たち(パン屋の同僚)が自分をさげすんでいたこと、それなのに昔の自分は気が付かなかった。
*
昔と今どっちが幸せなんだろうか?
*
ある日、異変を感じた。
知能が高く色々な情報を調べた。
すると、ある重大な事実に気が付いてしまう。
知能の発達はピークを迎えると下がってしまうと、
*
*
やがて、彼の知能は以前よりも下がった・・・
そして、彼は・・・
日記にはこう書かれていた。
ついしん どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやってください。
作品のポイント
この作品の凄いとところは読んで見なければわからないのですが、
すべてがチャーリィの日記でストーリーが進んでいきます。
ですので、原作:英語版では知能が低いときはスペルが間違っていたり構文が違っています。
日本語訳版でも子供が書いたようなひらがな文字が多く見られます。
徐々に文章がきれいになっていき漢字が多様されるようになるのも一つの面白さです。
この物語はSF作品です。ヒューマンストーリーでもあるんですが、知能が劇的に向上という夢のようなフィクションというわけです。
だけど、多くの人は思うんじゃないでしょうか、そういう技術ってありそうじゃない?
実際、色々研究は進んでいますがここまで革新的な技術は現在のところはありません。
背景としてこの作品は1959年に発表されたもので、ロボット三原則を作ったアイザック・アシモフの全盛期の世代に一風変わったSFとして扱われたそうです。
作品として大丈夫か・・・山下智久さんの演技力が求められる
脚本も野島伸司さんとぴったりなチョイスだと思います。仔犬のワルツとか世界観を描くのがうまいですからね。他にも家なき子とか、
山下智久さんにとって難しい役だと思いますが、問題はどこまでやってくれるかなんですよね。
演技力に関しては野ブタ。をプロデュースを見ている私としては安心かなと思います。
ただ、一番の心配はジャニーズのイメージを維持しつつやるのか、それともという話。
事務所NGなんてのが出ないように祈りたいです。
ユースケ・サンタマリアさん、菅野美穂さんが2002年に放送されたときもそうでしたが、
年齢や場所(日本)が変わっています。
本自体はそこそこの分量があるのですが、
感情を文にしているので、内容的には淡々と進むので原作どおりに行けば、6,7話ぐらいになってしまうと思います。
当然10話ぐらいの1クールになるので、オリジナル要素がふんだんになると思います。
楽しみです。
なお、私は原題のFlowers for Algernonが気に入っています。
い
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