comicoは無料で読めてフルカラーの漫画サイトで特にモバイルサイトに力を入れている今注目のサイトです。
無料・フルカラーでコンテンツ豊富なのにどうして成り立つのか。
そんなコミコの手法がすごすぎるので紹介しようと思います。
目次
一切のお金が発生しない無料
会員登録なども不要でありながら、フルカラーの漫画が読み放題であるにもかかわらず、さらにはバックナンバーまで見放題。一週間後に有料になるなんてこともない。今アプリをインストールしたとしても全ての1話から現在までの漫画が読める。数も豊富で100作品以上でありながらクオリティも高い。
広告が一切ない
驚いたことに広告が全くないという信じられないアプリでした。
どこかに広告がないかを探しても、あったとしてもサイトの漫画の書籍やグッズなどで、アプリの中身以外の情報が全くありません。
サクサク感がともかくすごい
1作品の一本を大体1-2分程度で読むことができます。縦に描かれているので下にスクロールするだけで読めて普通の漫画とは違ってスマホ目線になっていてストレスもありません。
ここで疑問になったのがどうやって利益を上げているのか
ITmediaの情報によれば
comicoの公式作家になれば月額20万円以上の原稿料を手にすることも可能。
となると作家だけの必要経費を計算してみると20万×100で大体月々2000万円程度ということになると思います。厳密には運営とかもあるとは思いますが、それ以上の経費が掛かっているということ。
漫画家としての専業を始めたという人がcomico内で見たので、月収を考えると確実に20万が本当ではなかったと仮定しても10万円は超えるのではないかと思います。
大手だから赤字でも大丈夫?
このcomicoというサイトはNHN PlayArt株式会社というところが運営しています。
これがどこかというとNHNの日本支社。有名なところではLINEもNHNの日本支社です。NHN PlayArtはツムツムで人気だそうです。いうまでもなく現在LINEは人気で超王手ですよね。
少し外れてLINEのビジネスモデルがすごい。
当時LINEは利益がほとんど出ていませんでした。むしろ赤字だったそうです。
しかし、スタンプの販売という広告に頼らない方法で利益をあげました。もちろん現在は少しは広告がありますが目立たない程度だと思います。
では今後はどうやって利益を上げていくのでしょうか。
広告をあちこちに貼り付ける。
これはおそらくないと思います。ニコニコ動画というサイトでは広告よりも有料会員の利益が大きいとのこと。つまりは広告での利益が小さい、あれだけの量の連載数を考えると広告は厳しいです。さらに漫画に広告が入ることは見ている人にとって大きな負担になると思います。
バックナンバーを売る。
多分ですが、今後もバックナンバーが無くなるということはありえないと思います。現在まででもバックナンバーが多すぎます。一つの作品で100本近くのものまで、未だに有料化されていないというのは変です。また、単一のアプリが出ていてそれも無料で20本以上のものが出されています。これも同様に不満が発生すると考えられます。
グッズ販売
これ開始されましたね。comico公式ショップ
作品を気に入ってる人が非常に多いのです。お気に入りボタンのようなものがあって、それには3万人以上が押されているものまであります。これほどファンがいる作品です。ある程度は売れるどころかかなり売れると思います。また、LINEスタンプなども現在では販売されていますね。
本の販売
現在までに一作品、今後4作品が販売が決定されてます。これからもっと増えると思います。
バックナンバーがあるから、だれも買わないのでは?と最初に思ったのですが、comicoでは縦に描かれていたのが、本になると当然ながら普通の逆Z読みで販売されることになります。
comicoで読んでいたのと違うものになるわけです。
追加要素がある。全体の構図が変わって書き足しされることも買いたくなる理由ですが、それはそれ、これはこれとして扱える本であることに本当に感心しました。
ReLIFEは40万部突破しているのだから本当にすごいです。
アニメ化
このアニメ化自体では利益が出るわけではないのですが、漫画やグッズなどが爆発的に売れるようになります。ナルどマという作品が今度アニメ化されるということでやっぱりと思いました。いっぺん読み出すと止まらなくなる謎の中毒性がありますからね。
まとめ
書籍化されても売れるという新しいビジネスモデルには感服しました。
ちなみに私はパステル家族が一番好きです。書籍化したら絶対買いますね。書籍がほしいというよりもグッズとしてほしいという感覚にさせるcomicoは本当に凄いの一言です。
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