海外のMac系(Apple)の記事によれば最も安いアップルウォッチの機種スポーツの製造原価が立ったの83.7ドル・・・日本円に直せばたったの1万円になってしまう。Sport 38mmモデルは4万2800円なのでおよそ原価は23-24%になります。何故こんなに安いのか紹介しようと思います。
安すぎに見えてしまう
原価の割合を見ていくとディスプレイが20.50ドル、プロセッサーが10.20ドルと非常に安いです。他のをみても大体は10ドル以下のもので構成されています。
広告費や運送費を全て除いてしまえば一つ売る事に3万円程度の利益になる事が想定されます。海外ではSportは349ドルなので厳密に言えばもう少し利益は少ないですが、それにしてもかなりのものです。
あくまで製造原価
もちろんこれには様々な要素が含まれていません。広告費用や運送、販売戦略の確保、原料調達、開発費などが全く考えられていないわけです。iPhoneやMacBook Airのように新作を出せばある程度売れるという見込みもなく、全く新しいものを作るので最初の商品はどうしても高くなってしまいます。というよりも、こういう商品の値段は対外は特許や開発費が上乗せされてしまうものなんです。
ブランド力
発売当初アップルウォッチは売れないや要らないという言葉が多くみられましたが、一部のメディアでは勝利は確定しているなどという言葉があったとおり、六月までは予約待ちということになっている。
アップルというブランドであれば買うという理論が時たま成立してしまう怖いものです。
ブランド力と一つあたりの利益
原価自体が安いとはいえ電子機器であるからには売れたことで利益を上げます。他の商品と比較すればやや安めの価格で一つあたりの利益自体は他のものよりも低くなっている事に注目してもらいたいです。スマートフォント違って、時計は必ずしも必須というわけではなく、仮に購入する人がいたとしても2個目以上という人が圧倒的に多い。一般客まで購入するレベルまで上がるか分からないものだが、最初はブランド力で必ず売れるものなので高めにするのはありだといえる。
小さい=安い
商品の値段は何で決まるのか・・・スペックを抜きにすれば外装とディスプレイに依存する事になります。外装にこだわりをもっていたとしてもサイズは腕の太さぐらいのもので、ディスプレイだって既存のものと比べれば小さいし、小さいので技術的にもミスが少ない。(安さに繋がる)
ファッション性
これはブランド力ともいえますが、iPodが発売されて購入者達はカッコいいと感じていました。耳からポケットまでのびる真っ白のイヤーフォン。ポケットにすっぽり収まって簡単操作で音楽の切り替えが行える。アップルウォッチもひとつの流行のひとつになっています。現実に広告である可能性もありますが、VOGUEの編集長もつけるほどになっていておしゃれアイテム化しているのです。
まとめ
なんにしてもアップルという企業の戦略には恐れ入ります。安いものを高く売ることができるなんて、100円のコーラを1000円で売るような行為が当たり前のようにできてしまうのですからね。次は何を作るの気になります。
ソース
http://www.macrumors.com/2015/04/30/ihs-apple-watch-component-costs/
コメントを残す